東京拘置所独居 台風の日は埃がすごい
2回目の服役の際、東京拘置所の独居にいた。
東京拘置所の舎房の窓側の奥にさらに通路がある構造になっていて、外の景色は見えない。
独居には大きな窓があるのだが、開閉できるのは10センチ弱くらい(左右それぞれ)。網戸ではないのだが、小さな通気孔みたいなのが無数に開いている。
網戸もそうだが、掃除をしないと汚れるし、埃など色々なものがつまる。
数ヶ月に1回、舎房掃夫が掃除機で吸ってくれるのだが、すぐにまたつまる。
晩夏ころ、台風が来た。
すごく強い風が夜通し吹いていた。
朝起きると、数ミリから数センチの黒や灰色の塊が、ものすごくたくさん、部屋中に散らばっていた。
悲鳴をあげるよりももっと驚いて、すごく気持ち悪かった。
何か・・・と思って見たら、埃の塊。。。
窓の方に詰まっていたものが、強風で・・・
あの部分は自分では掃除できないから、舎房掃夫にやってもらわないといけないのだが・・・
なかなかやってくれないし、丁寧にもやってくれない。。。
台風並みに風が強い日は、だいたいいつも埃の塊が部屋中に飛散していた。
そろそろ収監されるし、今日は台風が接近しているせいか、
そんなことを思い出した。