グループミーティング

グループミーティングのようなことをした。(名称はわからないが、弁護士がそう言っていた)

弁護士から依頼されて、これまでの自分のことを話して欲しいと言われて実施した。

 

普段はKAという自助グループに通っている。そこは「言いっ放し聞きっぱなし」という原則があり、他の参加者の発言に同調も批判も避難もしない。黙って聞くだけ。

 

先日やったグループミーティングは、基本的には自分が話をするのだが、

質問とかもたくさんされた。

共感する部分があって、「私もそうなんです」とかそういう反応もたくさんあった。

 

これまで治療に繋がらなかくて(数回だけ通院してすぐにやめて)、再犯してしまった人たちが、

井川の話を聞きたいということだった。

 

1 初めて万引きをした頃のこと。

 自分の立場、環境、精神状態など・・・

2 万引きして逮捕されて受けた処罰。

 処罰の内容、その時の気持ち、どれくらいのダメージがあったか・・・

3 繰り返し逮捕された時のこと。

 2と同じような項目を3についても

4 通院治療

 治療を受けようと思った理由、治療内容、効果、なぜ治療をやめたか・・・

5 刑罰

 刑罰の内容、受刑中の教育とか治療(が、ほとんどないこと)、刑罰を受けても、あまりよくならなかったこと・・・

6 再犯の繰り返し

 5と同じような項目を6についても

7 入院治療

 治療を受けようと思った理由、治療内容、効果・・・

8 万引きをし始めてから、どのような悪化の道を進んだか

 

などなど、を中心に2時間くらい。

かなり細かく、赤裸々に。。。

 

最後に、

・治療が必要だと思うこと。

・治療をしないと、自分のように悪化するしかない。

・悪化もするし、それなりに重い刑罰を受けなければならない。

・自分のようになってもらいたくないということ。

などを。。。

 

話を聞きに来てくれた人達、辛そうだったな。。。

 

今まで、同種の問題を抱えている人と、話をしたことがなかったらしい。

話を聞いたこともなかったらしい。

心療内科などに行って、窃盗のことを話しても、理解してもらえなかったらしい。

 

自分もそうだった。。。

 

ミーティングのあと、弁護士を通して参加者からのフィードバックといくつかもらった。

・自分みたいにならないで欲しい、というメッセージに感激した

・入院治療を迷っていたが、行く決心ができた

・もう一度治療を受けるため、病院へ行こうと思った

などなど

 

そういう考えになってもらえて、自分も嬉しい。

自分も治療を続けていきたい。

 

これからも、機会が有れば、機会を探したり作ったりしていきたい。

KAみたいなのもいいけど、

意見し合えるようなミーティングも、自分はやっていきたいと思った。

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