自分と向き合うことによる効果

2018年12月に入院治療を開始した。

 

入院以降、そして退院してからも1年半以上、以前書いた↓ことを繰り返している。

自分の内部を深掘りする - igawa9の日記

 

 

治療の一環として、自分のことをすごくよく見ている。

・自分のやってきたこと

・その時の状況や環境

・その時の心情や思考

・そういう心情や思考になった背景

などなどを

思い出したり考えたり分析したりし続けている。

 

 

やってきたことというのは一つではなくて、

万引きと言っても高校生の頃、大学生の頃、社会人なりたての頃、服役後・・・など自分の年齢によって少し違うので、別に考えている。

万引きだけでなく、その他の問題行動、問題行動ではないが嗜癖行動、嗜癖行動ですらない行動も。。。。

 

自分との対峙、みたいなことは本当に疲れる。

特にやり始めた頃は、頭の中が、うわーってなる感じのことも多かった。

 

こうしたことを毎日毎日、何時間も繰り返している。

治療としてきちんと時間をとってやることもしているし、

移動時間、入浴中、運動中・・・気がつくと考えるようになっている。

 

昔よりも、自分がどうしてこうなったのか、自分なりの理解ができてきた気がする。

自分なりの理解ができてくるにつれて、

「やはり危険」「’治る’という境地にはいけない」

より一層そう思う。

だから治療は続ける必要がある。治療を優先すべきだと。

 

毎日毎日自分と向き合うことは、自分に対する理解に繋がり、そこから万引き防止のヒントを見つけることに繋がるとも思うし、

向き合う作業を続けること自体が、自分のその日の精神状態を安定させたりすることに繋がるような気もしている。

 

酷い行いの繰り返し

荒れた心、汚い心、怨念、絶望

自制心、自勢力の不足

能力不足

失ったもの、自ら狭めた今後の可能性

・・・

もう目を覆いたくなるような惨状だし、本当に辛い。

 

でも、それが現実。それが今の自分。

楽ではなく辛いのだが、それでもやったほうがいいと思っている。

 

 

 

あと、最近ふと思ったのだが、

以前よりも、自分のことを憎んだりすることはなくなったような気がする。

 

まだまだ「肯定」するところまではいかないが

「完全否定」するのではなく、こんな自分でも生きていていいのかもしれないってくらいに思えるような気がしている。

 

入院治療をして以降、他にも以前とは違うことをやっていると思うので、

自分のことを見るということで変わったのかどうかはわからないのだが。

 

何となく、少しは影響している気がする。

 

以前は絶望していたし、自らがさらなる絶望に向けての思考や行動をしていたとも思う。

入院治療以降は、何とかしてやめるとか、少しでも楽になるためにってあがいているから、自分が向かおうとしてる方向が違うから、それも大きいと思う。

 

・気持ちだけやめようと思っても、治療法やその他の対処法がわからなければ、なかなかやめられない。

・やめようと思ってその方向へ進もうとしなければ、進むことはできない。

 

どっちも大事。

どっちも必要不可欠。

 

生きようとするために、気持ち・心を立て直すのはすごく難しい。

短期的に立ち直っても、結構折れたり倒れやすいので、維持することも大切。

 

今は自分は、自分のことを見ることが、

そういう面でも少し役立っているのかなぁと思っている。

 

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