万引きをしないようになりたいと思う理由

自分は、万引きをしないようになりたい、と思っている。

その理由は人によって異なるかもしれない。

 

1 被害者(店舗や法人)に迷惑をかけて申し訳ないから

2 自分が刑罰を受けると辛いから

  (受刑中だけでなく、出所後の生活も含めて)

3 家族や身内・知人に迷惑をかけるから

 

 

自分の場合は

2、3が強い。

 

1はどうなのか。。。

優等生的な答えとしては、1を強く持っていることが大切なのだと思う。

しかし、このブログで何度か書いているが、自分は1については正直に言って微妙。

 

迷惑を掛けたということはわかっている。

だが、申し訳ないという気落ちが強いのかと言われると、よくわからない。

よくわからないというのが、また自分はフツーとは違い、問題なのだろうとも思っている。

 

自分自身が何かを盗まれても、被害を受けても、

辛いとかは思うが、それで誰かを憎んだりその人に罰を与えようとまでは思わない。

なぜなのか分からない。

 

加害者も、何かのフツーではない事情があって、やってしまうことになったのだろう、

そういうことを考えることが多い。

 

自分の被害が、命を奪われたり、後遺症が残るようなことだったりすれば別なのだろうが・・・

 

 

話は逸れたが、

そういうわけで、自分は2と3が強い。

 

だが、1も感じたいと思っている。

1がある方が、万引きの抑止力につながると思うからである。

 

そして、かなりの回数と年月を服役しているので、

2と3は相当に強くなっていると思う。

 

1の有無も大事だが、

 1が有っても万引きをする

ということになるよりは

 1が無くても万引きをしない

という方がマシだと思う。

 

どんなに罪悪感を持っていても、どんなに自己嫌悪に苛まれていても、

やめられなければ、被害を発生させてしまう。

 

結果的に、万引きをしなければ、これ以上店などに被害を及ぼすことはないのだから。

もうそれでもいいのではないかと考えている。

 

だから、兎にも角にも、なんとかして万引きをしないで生活できるようになることが大事だとも考えている。

自分とか自分の身内のためにと思って万引きをしないようになったとしても

そうすることで、店舗などに被害を及ぼすことはなくせるのだから。

 

被害者のことを考えていないというわけではないのである。

結果的にそうなることを意識しているということは、

やはり被害者のことを考えているということなのだろう。

 

また一方で、

自分のことや身内のことを大切に思うことができないと、

自暴自棄になりまた万引きをすることにもつながる、ということも考えている。

 

万引きが楽しくてやっているのではなく、

何か辛かったり苦しかったり、それが影響して、精神的な病気、病的窃盗につながったと思う。

自分を苦しめ続けていたら、また万引きを繰り返すようになってしまう危険が高まると思う。

だから、そうならないように、ということを考えている。

 

そして、そうすることで、自分も苦しくなくなり、万引きをしなくなり、店舗に被害を及ぼすことがなくなれば、

それは、望ましいことだと考えている。

 

今のところ、自分はそういうことを考えて、治療に取り組んでいる。

 

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