どういうものを盗んでいたか
どういうものを盗んでいたか
と聞かれて考えてみた。
万引きし始めた頃は、コンビニで食べ物(飲み物も)を盗んでした。
次第に、スーパーマーケットでも万引きするようになった。
コンビニでは、食べ物だけでなく、本や文房具なども盗むようになっていった。
パン屋などでも盗むようになった。
そのうち、コンビニやスーパーだけでなく、本屋や洋服屋や靴屋、ドラッグストアなどで盗むようになっていった。
家電量販店でもするようになった。
食料品、飲料、サプリ、薬、服、本、靴、カバン、テレビ、DVD、食器、・・・
万引きをし始めたのが18歳の頃。
28歳頃には、身の回りのものはほとんど盗んだものだったような気がする。
必要なものも盗んでいたし、必要ではないものも盗んでいた。
ではどういうものを買っていたのか。。。
どういうものを、というよりはどういう場合には買っていた、というのを、最近自分で気が付いた。
私は優柔不断なので、買い物をするときにもすごく良く悩む。
類似商品との比較や検討にかなりの気持ちと時間を使う。
何か買いたいものや必要なものがあった時に、店へ行く前によく考えて、類似商品との比較などをして、
店へ行く道中も悩み続け、・・・
そうやって店に入った時には、買うことが出来ていた。
どういう時に買えていたか
店に入る前からずっと、買うということに意識を向けていて、買うという目標に向かって進んでいる。意識を途絶えさせない。そういう時だけ、普通に買うことができていたような気がする。
どういう時に盗んでいたか
目当てのものもなく、フラフラ~っと店に入ってなんとなく商品を見ているような時は、
ちょっと気になる商品・目に付く商品があると盗んでいた。(必要という訳ではなくても)
意識をしっかり持っていないと、店に入ってから万引きモードに切り替わってしまうのだと思う。
心の準備ができていない状態で、いきなりたくさんの商品を目にすると、何を買うか決めることができなくて脳がショートしてパニックのようになる。えーい、もう盗めるだけ盗んでしまえ、みたいになってしまっていると思う。
入院治療中にそのことに気がついたので、
退院後は、なるべく必要なものが明確にしてから、買うという目的意識を持って店に行くようにしている。