頂いた質問 「閉鎖環境は、とても精神的にキツくて、井川さんはどうして耐えられたのでしょうか??」
回答
閉鎖病棟は辛く大変でした。
拘置所と、刑務所の解放処遇との間くらい。。。
自分が耐えることができたのは、
病的窃盗という問題行動を続けていると刑罰を受け続ける、今後刑罰を受けたくないなら治療をしてやらないようになる必要がある。
ということを考えたからです。
自分の問題行動が犯罪とは無関係で、生き死にとも関係なくて、
軽く「やめたいなぁ」と思うくらいの、すごく軽い努力目標のようなものだったら、
入院治療は耐えられなかったし、入院などしなかったと思います。
他に、治る手段を知らなかったし、自分で考案することもできてなかったです。
平井医師はこの治療方法を自らで考案したのですが、自分はまだ考案できるような人間ではなく。。。
そして、そもそも自分は入院当初、この治療で良くなるという確証や自信があって入院したわけではありません。
ダメもとでも良いから、藁にもすがるような思いで行きました。
やれることはやってみて、無理なら無理で仕方ない。また別の治療を探そう。
何もやらなければ、前のまま(ダメなまま)なのだから・・・
とりあえず何か可能性がありそうなものがあれば取り組もう。
そんな感じでした。