病的窃盗の治療は・・・ 受けるもの? してもらうもの?
今日は、治療に対する姿勢というか意識みたいなものを書く。
結論から書くと・・・
「受ける」「してもらう」ではなく、自分が「やる」感じの治療だった。
一般的な病気や怪我の処置などの場合、
治療を「受ける」「してもらう」
という感じだと、自分も考えている。
そういう意識でいる。
しかし、病的窃盗の治療はそうではなかった。
入院するまでは、
- 病的窃盗の治療ってどんなことだろう
- 治療をされるって何をされるのだろう
- 何かをされるだけで治るのだろうか
などと考えていた。
そして、入院してみて、取り組んでみて、何をするのか分かった。
私の感覚としては、トレーニングやリハビリみたいなものに近かった。
トレーニングの仕方やリハビリの「理論」「実践方法(やり方)」は教えてもらったり、提供された情報から学ぶのだが、
実践するのは自分、という感じだった。
(病院は、治療への取組状況の管理、必要に応じた修正指示やアドバイスをしてくれる。)
「受ける」「してもらう」ではなく、自分が「やる」感じの治療だった。
病院に入院して、受け身の姿勢で、何かをされたりしてもらうのを待っていても、
おそらくあまり効果はないだろうと思う。
また、環境や処遇は、それほど快適ではないし、治療に取り組むこと自体もかなり大変だった。
だから、それなりに意欲を持って、気持ちを盛り上げて入院するのがいいと思う。
自分の場合、刑事事件を抱えて追い詰められていたことも、治療への意欲に繋がったと思う。
意欲の根源は人それぞれだし、何でも良いと思うが、
揺らぎにくいものがあると良いと思う。