ゲシュタルト療法のワークショップに参加してきた。
ゲシュタルト療法とは(参考https://gestalt-momotake.com/gestaltqa/
精神分析医フレデリック・パールズ(Frederick S. Perls )と
妻のゲシュタルト心理学者のローラ・パールズ(Laura Perls)、
そして編集者のポール・グッドマン(Paul Goodman)の三人によって創られた実践的な心理療法。
「今-ここ」に意識を向ける気づきの心理療法。
- 環境(外部領域)
- 身体・精神(内部領域)
- 考えたり判断したりする思考能力(中間領域)
に、「今、ここ」の一瞬一瞬に気づきを向けるようにする。
意識をゆっくりとこの3つの領域に向けることでゲシュタルト(全体性)の意味に気づくことが可能になる。
人は気づくことで自己成長することが出来る。したがって、自分の求めていることに気づくこと、人生の行き詰まりを突破すること、人間関係の改善などが自然と起こる。
どんな人にオススメなのか
最近は多くのセラピストやビジネスコンサルタントの人がゲシュタルト療法のワークショップに参加するようになった。臨床の現場でクライアントを支援したい人、新しく起業を模索している人、独特なリーダーシップや組織論を求めている人などである。
何故かというとゲシュタルト療法の魅力は<人生>にアプローチするからである。実存主義や現象学の哲学が背景になっている心理療法は、どのように生きていくのかを問いかけるから。また症状はどのような人生の表現なのかと問いかける。
最近では企業のリーダーシップや人間関係にも独自の哲学を持っている人たちが求められ、マニュアルに基づいた組織論では難しいからである。
他のカウンセリングとの違い
カウンセリングはカウンセラーがクライアントを支援するために言葉による相互理解のコミュニケーションを行う。
ゲシュタルトは人を一つの有機体として扱い、そのために精神と身体を一つの有機体としてみて、知識による知的な気づきではなく、からだ(身体・精神)からの気づきや深い洞察へのアプローチをする。
体験して気づいたこと
- 過去の体験を思い出すことで、自分の気持ちや体にも反応がある。(苦しくなったり、頭痛がしたりもした。)
- 自分がどうしたいのか、を考えている時は、気持ちが前向きに明るくなれる。
- 他人がどう考えているのか、他人や社会からどう思われているか、を考えたり気にしたりすると、急に苦しくなる。
- 自分が明るく前向きになれることはあまり多くないが、「自分が好き」ということで物事を考えている時だと思う。
- 自分の不安の多くは、将来のこと、他人や社会からどう思われているか、ということである。
- 自分には未解決の問題がたくさんある。
私なりのまとめ
- 主語を自分にして考えることで、前向きな考え方ができる。逆に、主語が自分以外になると、不安や苦しさが出てくる。だから、もう少し自分を中心に考えるように心掛ける。「今」「ここ」「自分が」で考える。
- 未解決の問題、これを解決したり手放したりするともう少し楽になれるのかと思う。でもその方法はまだ分からない。