仮釈放・釈前寮

仮釈放の直前に、開放的処遇に変わる。

 

 

最後の2週間はXX寮(刑務所によって名前は違う)という開放的処遇の寮で過ごす。

工場での作業はない。

 

・何をして過ごしているか

ここでは教育的なDVD(コンテンツはすごく古い。昭和の映像。全く改定されないて、私は3回の仮釈放で同じ映像を何度も見た)を見たり感想文を書いたり、

刑務所内の面会所や廊下の掃除などをする刑務所もあった。

 

入浴は、平日は毎日可能だった。

制限時間は特に無いが、皆で順番に入れるようにある程度の時間で出る。

 

TVを見られる時間はかなり多かった。

しかし、全員でTV1台などのところもあるので、自由ではない。

 

荷物もあまり持ち込めないので、読める本がなくて困る。

多少の官本はあるが、新しくないし、趣向が合わない。

 

 

・差し入れについて

釈放の日が決まっていて、すぐ近いので、

会計の締め処理をされてしまうので、仮前に入ってからの基本的にできない。

郵送宅下げなども入る前(会計が閉まる前)にする必要がある。あとは出所してすぐにコンビニから送るなど。

購入本はキャンセルされる。差し入れの本は、領地されて出所時に交付される。

 

だから、釈前に入って以降の本の差し入れは、してもあまり意味がないと思う。

(施設によって違うかもしれないが)

 

出所時に着用する衣類や靴、持ち帰るためのバッグなどは、出所が近くなれば差し入れをしたら預かってもらえる。

だいぶ先だと、預かってもらえない。

その時期などは会計課の裁量にもよる。

 

飛行機や新幹線のチケットなどは、外から郵送で送れば預かってもらえる。

 

 

・手紙について

手紙は本人に渡される。

 

受刑者は寮に便箋や封筒、必要な分の切手を持ち込んで、それで手紙を発信することができる。

 

 

 

 

・釈前にいる期間の例外

私が経験した、とある刑務所では、経理作業をしている人だけは釈前が1週間だった。

ギリギリまで刑務所のために作業をさせようということなのかもしれない。

釈前はやることがなくて時間がすぎるのが遅いので、ありがたかった。(私は経理工場だったので)

 

 

・出所の曜日

仮釈放で出所する曜日というのは、刑務所ごとに決まっている。水曜日とか木曜日、というように決まっている。

 

・その刑務所の出所の曜日と祝日が重なったとき

例えば水曜日が出所曜日の刑務所で、出所予定の週の水曜日が祝日だった場合に。火曜出所となるか木曜出所となるか、という問題。

前倒し、後ろ倒し、どちらもあった。

保護観察所が決めているのかもしれない。私にはわからない。

 

 

・連休中の取り扱い

平日しか出られないので、連休中(年末年始、GWなどは出られない)

この間、寮を閉鎖する刑務所もあるし、連休を寮で過ごす刑務所もある。バラバラ。

 

寮を閉鎖する場合の年明けの出所

(1月17日が出所曜日なら)

年明け1月4日に寮に入ることになるので、出所は1月17日になる。

 

年内最後の出所が、12月の中旬くらいなので、年末年始は、1つ後の出所になると1ヶ月近く遅くなる。

 

寮を閉鎖しない場合の年明けの出所

年末にすでに寮に入っているので、1月4日以降の出所曜日に釈放される。

 

 

 

 

 

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