入浴
入浴は基本的には週に2回。
1回の入浴は15分。
処遇上昼夜間独居となっている人(工場に出役していない人)や拘置所衛生係などは、1人用の風呂に入ることがある。小さな脱衣場に入ったところからタイマーが動く。つまり服を脱ぐ時間もカウントされる。
工場に出役している人は、工場のみんなで大きな浴場で入浴する。
脱衣場で服を脱いで全裸になって、各人の指定位置にしゃがむ。
入浴はじめ、と言う職員の合図があってから水やお湯を使いはじめる。タイマーもそこから動く。
3分前に、「3分前ーー!!」と職員が知らせてくれるので、体を拭いて上がる。
私が行った刑務所では、15分の入浴と言うが、体を拭いて服を着終わるところまでを15分間で完了させることを求められていた。
バスタオルなどは無い。フェイスタオルで体を洗い、すすいで絞ってそれで拭く。
シャンプーや石鹸は購入して使える。リンスは使えない。
ただ、リンスインシャンプーは購入して使える。
刑務所によっては、2類になると垢すりタオルとボディソープの購入と使用ができた。(類については別途説明するかもしれないがここでは省略)
浴場はとても汚かった。
浴槽の中もとても汚かった。髪や脂、垢、灰汁みたいなものがたくさん。
風呂に入って綺麗になっているのか、汚くなっているのかわからないくらいに気持ち悪かった。
汗は流せる。
炊場工場の時は、15分と言う制限もなく、ゆっくりとのぼせるまで風呂に入れた。
炊事工場には、工場に専用の風呂が併設されていて、基本的には炊場工場の人だけで使うので綺麗だった。
夏場(7月中旬から9月中旬ころの2ヶ月くらい)は、入浴回数が増える。
週3回になる。
それとは別に、2分間だけのシャワー入浴などがある刑務所もあった。
同時期、運動場での運動時間に15秒間などの短時間の水浴び時間もあった。(希望者のみ)
汚染入浴
炊場や内掃工場では汚染入浴があった。作業をした日は毎日入浴できるというもの。
私が初犯で務めた刑務所では、洗濯工場も汚染入浴があった。だが、他の刑務所では洗濯工場で汚染入浴があるところはあまり聞かない。
釈前寮
ここに移ると、平日は毎日入浴可能だった。