移送前と移送後、使えるものについて
移送前に荷物全てを(移送前の施設で使えないで領地していたものも含め)
持っていく、宅下げする、廃棄する
に分ける。
移送前の荷物検査(荷物検査を「領地調べ」という)は、移送の前日に行う。
移送当日、移送先に到着したら、すぐに領地調べ、簡単な医務検診、食事(昼食)などをする。
自分は過去3回すべて
警視庁の留置場 → 東京拘置所。
東京拘置所 → 静岡刑務所 バス
東京拘置所 → 府中刑務所 バス
東京拘置所 → 佐世保刑務所 空港までバス、飛行機で羽田空港→長崎空港、空港からバス
移送先で
使用可と不可に検査分類され
不可のものは領地か廃棄。
拘置所の既決(赫落ち後の移送待ち)で使用可の物は
大半は移送先でも使用可だった。
留置場→拘置所、未決→既決
で大きく削らるが、
移送待ち→移送先はあまり変わらない。
メリヤスの素材、衣類やタオルの柄などは施設によって使用可の基準が変わる場合もあり、可→不可になることもあります(逆に不可→可に変わることもあった)。
ノートや筆記用具、日用品は殆どそのまま使える。
書籍は再検査と許可証貼り替え後に渡されます。数日掛かる。
手紙は、パラパラっと見て(内容の確認はされない)
危険物や金私物を隠し持っていないかだけ確認して、その場ですぐにに渡さられた。
佐世保刑務所は、衣類の素材や柄は、驚くほど何でもOK。
丸首は無地の白のみがOK(エアリズムもOK)。
タオルも、プロ野球チームの応援グッズみたいなのもOK。
靴下も、可愛いキャラクターが描かれていてもOK。短い(くるぶしとか、のもOK)
メリヤスはヒートテックもOK。
つまり、他の刑務所では、上はNGだったということ。
NGなもの
ヒートテック、エアリズムのもの
柄もの、刺繍でうっすら模様が入った様なタオル
靴下でワンポイントが入ったもの。ロゴ色のもの。
静岡刑務所は、パンツの柄とか色も厳しかった。
縞模様の中に赤はOKだが、ピンクや金はダメとか。
府中は、金ピカのパンツもOKだった。本の付録のパンツを、ウケ狙いで持ってる人がいた。
既決(赤落ちして移送待ち)の時に使えていた日用品は、
移送先でもほとんどが使える。
使えない可能性があるもの・・・
メガネ
レンズの色の制限が施設によって異なる。
ブランド物、華美なフレームがダメと言われるが、その基準が施設によって異なる。
差し入れ品や購入品は、施設によって異なる。
例えばシャンプーとか石鹸とか。
東京拘置所はラックスの石鹸が入る(売店からの差し入れのみ)が、移送先の刑務所ではその石鹸は買えないし差し入れ売店も扱っていない。
そういう石鹸などはどうなるのか。
移送先でそのまま使える。
移送先で、珍しいもの、値打ちがあるもの、としてちょっと羨ましがられる。
運動靴や電気カミソリ、箸、筆記用具(ペン、ペンケース、下敷き、・・・施設によって違うことがあったが、
それらもそのまま使えた。
ところでこの施設間の移送って、はじめの1回だけじゃない人もいる。
例えば・・・
・拘置所 → 分類センターのある刑務所 → 本格的に服役する刑務所
・拘置所 → 本格的に服役する刑務所 → 数ヶ月間の教育を受ける刑務所 (性犯防止の教育など) → 本格的に服役する刑務所へ戻る
職業訓練なども同じ。
どの移送の時も、同じ様に荷物検査をされて、
使えるもの、使えないものなどが少し変わることがある。
本も、施設によって基準が多少異なる。
・暴力団関連情報の記事をどこまでOKとするか
・エロ本をどこまでOKとするか
・刺青の本を・・・
それ以外のものは、ほとんどOK。